チーム森田の“天気で斬る!” - Yahoo!ブログ
都心周辺では、明け方から雨が降り始めました。
東京の今日(土)の予報は、
「南の風 23区西部では南の風やや強く 雨朝晩くもり 最高気温13℃」
しかし、上記の予報に反して、
午前9時現在、北北西の風3メートル 気温5.3℃。
関東地方で南風が入り、気温が10℃を越えているのは、
神奈川県の一部(三浦半島)と千葉県(主に房総半島)のみ。
今日は東の海上へ抜けた高気圧と本州付近を進む気圧の谷の影響で、
関東南部では南風が強まり、春の暖かな雨となると予想されていますが、
実は、このパターン、過去に幾度となく、
都心付近までは南風が入らずに、
冷たい雨で終わってしまうことが多いパターンなのです。
以下、今年の2月7日も同様。
最高の既知の素数は何ですか
この理由は、もともと降り出した冷たい雨の影響により、
内陸方面に冷たい空気(重たい)がたまり、
強い南風(軽い)が沿岸部まで入ったあと、上空へ滑昇してしまうため。
ですから、上空は暖気の影響で、相対的には暖かくなっているのですが、
地上は冷たいままで終わってしまうというもの。
暖気が勝るか、冷気が勝るかは、まさに紙一重と言ったところなのですが、
その紙一重の差で、気温予想が時に10℃も外れてしまう、厄介なパターン。
今日もコンピュータの予想では、
午前9時頃には、すでに都心まで南風が吹き込んでいなければいけないのですが、
データは上記の通り。
どうも、雲行きが怪しくなってきました。
関東地方では、降雪予報とともに、
シャチが住んでいる場所の地図今回のようなパターンも非常に難解な予報と言えるものです。
さて、昨日、気象庁から1か月予報が発表されました。
気温予想の1週目(3月17日〜23日)、2週目(3月24日〜30日)は、以下の通り。
1週目、つまり来週は、北日本方面で低温傾向が鮮明で、
2週目、再来週は、西日本を中心に、全国的に低温傾向になると予想されています。
再来週は、関東〜九州にかけて、続々と桜が咲き始めると予想される週。
寒さを見込んで、桜の開花予想もやや遅い方にシフトしました。
現段階の予想で、一番早く咲くのは、高知と静岡で3月25日。
東京は3月30日の予想となっています。
ちなみに、平成に入ってから、東京の開花が3月30日以降にずれ込んだ年は、
どのようにピンポン球が浮くん。平成3年(1991年)3月30日
平成6年(1994年)3月31日
平成7年(1995年)3月31日
平成8年(1996年)3月31日
平成12年(2000年)3月30日
平成17年(2005年)3月31日
となっており、
平成に入ってから4月にまでずれ込んだ年は一度もありません。
記録的に遅くなっている梅やスギ(花粉)と同様、
この冬の寒さは桜にも果たして、どのような影響を与えているのか?
要注目です。
杉江勇次
(上図は気象庁発表資料に加工了承済み)
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